全国各地で毎日のように開かれている、トークイベントや読書会などの人文系イベント。それらの情報を集約し、網羅する意欲的なサイト「人文ウォッチ」が10月にできた。
批評家の東浩紀さん(53)が創業した出版社ゲンロンが自社サイト内に立ち上げた。早稲田大学大学院博士後期課程で憲法学を研究する同社スタッフの植田将暉さん(25)が編集を担当している。
植田さんは、思想、文学、美術などといった人文系のイベントが行われる場所を、47都道府県の主要都市を中心に計900カ所ほどリストアップ。地方の古本市から、博物館での食文化の市民講座、書店で開かれる「百年の孤独」読書会まで、毎月300~400件にのぼるイベント情報を手作業で更新している。毎月の新刊リストもあわせて掲載する。
「日本の人文界をリアルタイ…